10年の先も、心身ともに健やかに、豊かに...
身体の小さな変化に気づくことから、自分との付き合い方が変わる
朝晩の冷え込みが増してくると、布団から出るまでに少し時間がかかったり、温かい飲み物を飲んでほっとしたくなったりしますね。季節が変わると、いつもの生活の中にも小さな変化が現れます。
身体も同じです。以前より肩がこりやすくなった、長く歩くと疲れやすい、朝起きたときに背中がこわばっている。そんな変化に気づくことはありませんか?
忙しい毎日では、多少の疲れや違和感があっても、そのままやり過ごしてしまいがちです。でも、身体の変化に気づくことは、自分に合った過ごし方を考えるための大切な出発点になります。
身体の変化は、今の自分を知る手がかり
身体は、年齢だけでなく、睡眠や仕事の忙しさ、普段の姿勢、身体を動かす量など、さまざまな影響を受けています。
昨日は楽にできた動きが、今日は少し重く感じられることもあります。以前は気にならなかった姿勢が、最近は疲れやすく感じられることもあるでしょう。
そんなとき、「身体が硬くなった」「体力が落ちた」と、すぐに結論を出す必要はありません。
まずは、どんなときに動きにくさを感じるのか、休んだあとはどう変わるのか、呼吸は楽にできているか。普段の自分を少し観察してみましょう。
変化に気づくことは、できなくなったことを数えるためではありません。今の身体に合った動き方や休み方を選ぶためです。
今日のおすすめプチ習慣
仰向けで両膝を左右に倒す
身体の状態を確かめるには、大きく動く必要はありません。寝転んだまま、腰や背中の感覚に意識を向けてみましょう。
- 仰向けになり、両膝を立てます。腕は身体の横に置き、肩の力を抜きましょう。
- 息を吐きながら、両膝をそろえたまま片側へゆっくり倒します。
- 腰や背中に痛みが出ない範囲で止まり、自然な呼吸を2〜3回続けます。
- 膝を中央に戻し、反対側も同じように行います。
膝を床につけることや、左右を同じ角度まで倒すことが目的ではありません。どちら側へ倒しやすいか、背中のどこに伸びる感覚があるか、左右で違いがあるかを確かめてみてください。
呼吸を止めたり、反動をつけたりせず、ゆっくり行うことがポイントです。痛みが出る場合は中止してください。
動き終わったら、最初に動かしたときと比べて、身体の感覚に変化があるかを観察してみましょう。
自分を知ることは、自分を大切にすること
ヨガには、自分自身を観察し、理解を深めていく「スヴァディヤーヤ」という考え方があります。
身体づくりに置き換えると、今の自分の状態を知り、どんな動き方が心地よいのか、どんなときに無理をしやすいのかを理解していくことにもつながります。
例えば、疲れている日にいつもと同じ運動をして、さらに疲れを感じることがあります。反対に、動かなさすぎて身体が重く感じられることもあります。
そんなとき、自分の状態を観察する習慣があれば、「今日は休もう」「少しだけ動いてみよう」と、その日に合った選択をしやすくなります。
身体の声を聞くというのは、感覚だけで何かを判断することではありません。普段の自分を知り、その変化を手がかりに、無理のない行動を選ぶことです。
また、いつもと違う強い痛みやしびれ、急な動かしにくさなどがある場合は、セルフケアだけで済ませず、医療機関に相談することも大切です。
これからの身体と、どう付き合っていくか
身体は、年齢や生活の変化とともに変わっていきます。だからこそ、ずっと同じやり方を続けることだけを目標にする必要はありません。
今の身体を知り、必要に応じて動き方を変え、休むことも選ぶ。その積み重ねが、長く自分の身体と付き合っていくための土台になります。
YOGA AMAでは、ヨガを通して呼吸や身体の感覚に意識を向け、自分の状態を知る時間を大切にしています。
ポーズができるかどうかだけではなく、動いたときに何を感じるか。呼吸はどう変わるか。自分にとって心地よい動き方はどんなものか。そうした気づきは、レッスンの外にある日常生活にもつながっていきます。
身体を変えようと頑張る前に、まず今の自分を知ることから。小さな変化に気づく習慣を、これからの身体づくりに取り入れてみませんか。
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