習慣は「理解」ではなく「感覚」
疲れやすい夏こそ、自分を責めなくていい理由
朝から強い日差しが照りつけている日でも、セミの声を聞くと「夏が来たな」と感じます。
夏は好きですか?
私は嫌いではありませんが、この時期になると、レッスン前に同じような会話が増えてきます。
「最近、疲れが抜けないんです。」
「寝ても朝から体が重たくて…。」
そんな話を聞くたびに、「それはあなただけじゃないですよ」とお伝えしています。
夏は、何もしなくても体力を使います。
外へ出れば暑さに対応し、室内では冷房に合わせて体温を調整する。
汗をかけば水分やミネラルのバランスを保とうと働き、夜は寝苦しさで眠りが浅くなる日もあります。
私たちは普段あまり意識しませんが、体は一日中休まず働いています。
だから夏に疲れやすくなるのは、「体力がなくなったから」でも、「年齢のせい」でもありません。
まずは、体が毎日頑張ってくれていることを認めてあげたいですね。
疲れていると、
「体力をつけなきゃ」
と思うこともあるかも知れません。
でも、そんな日に必要なのは、本当に頑張ることなのでしょうか。
体が「少し休ませてほしい」と伝えているのに、その声を無視して走り続けたら、疲れは積み重なるばかりです。
ヨガでは、自分の体をよく観察することを大切にします。
今日は呼吸が浅いな。
肩に力が入っているな。
足が重たいな。
良い・悪いと判断する前に、まず気づくこと。
その小さな積み重ねが、自分の体との付き合い方を少しずつ変えていきます。
YOGA AMAが目指しているのは、「頑張れる人」を増やすことではありません。
ヨガを通して、心身ともに健康で美しく、不安少なく、積極的な心持ちで充実した毎日を過ごせる身体を育てていくこと。
そのためには、「もっと頑張る」より、「今の自分を知る」ことの方がずっと大切です。
疲れている日に無理をしない。
今日は少し休もうと思える。
それも、自分を大切にする一つの選択です。
今日のおすすめプチ習慣
シャヴァーサナ
疲れている日は、何かを足すよりも、一度立ち止まる時間をつくってみましょう。
シャヴァーサナは、ヨガのレッスンでも最後によく行うポーズです。
体を動かすためではなく、頑張り続けている心と体を「休ませる」ための時間。
忙しい日ほど、ほんの数分でも体はほっとひと息つけます。
やってみましょう
① 仰向けになり、足は腰幅より少し広めに開きます。
② 両手は体から少し離し、手のひらを上に向けます。
③ 目を閉じ、呼吸だけをゆっくり感じます。
④ 肩・首・顔の力が抜けていく感覚を味わいます。
⑤ 3〜5分、そのまま静かに休みましょう。
無理にリラックスしようとしなくても大丈夫です。
「今日はここまでで十分。」
そんな気持ちで体を床に預けてみてください。
夏は、「頑張る力」より、「回復する力」が大切になる季節です。
だから、疲れている自分を責める必要はありません。
今日も体は、暑さの中で一日頑張ってくれました。
その頑張りに気づいてあげることも、立派なセルフケアです。
焦らず、自分のペースで。
その積み重ねが、これから先も心地よく動ける体につながっていきます。
