「もっと頑張らなきゃ」を手放すと、身体と...
続けるとは、毎日頑張ることではない
気持ちのいい秋晴れの日は、少し歩いてみようかなと思う一方で、雨の日や疲れた日は、家でゆっくり過ごしたくなるものです。
身体のために運動を続けようと決めても、仕事や家事、家族との予定など、毎日の生活は思いどおりにはいきません。
気づけば何日も身体を動かしていなかった、ということもあるでしょう。
そんなとき、「また続かなかった」と自分を責めていませんか?
運動習慣を身につけるうえで大切なのは、一度も休まずに続けることだけではありません。
休む日があっても、また自分の身体に目を向けられること。
そこにも、継続の大切な意味があります。
毎日できなくても、積み重ねは無駄にならない
運動を始めると、「週に何回は通おう」「毎日ストレッチをしよう」と目標を決めたりしますよね。
目標があると行動しやすくなる一方で、決めたとおりにできない日が続くと、いつの間にか運動そのものが負担になってしまうこともあります。
けれど、身体づくりは、決めた回数を守れたかどうかだけで決まるものではありません。
身体を動かして、自分の硬さや呼吸の浅さに気づいたこと。
以前より動きやすく感じたこと。
疲れている日は無理をしないほうがいいとわかったこと。
そうした経験も、自分の身体を知るための積み重ねです。
もちろん、運動を休めば体力や筋力が変化することはあります。
それでも、休んだことを理由に、すべてをゼロからやり直す必要はありません。
大切なのは、休まないことを目指すより、休んだあとにどう戻るかを知っておくことです。
今日のおすすめプチ習慣
仰向けでゆっくりねじる
身体を動かす気力があまりない日には、床やベッドの上でできる穏やかな動きから始めてみましょう。
仰向けのねじりは、背中や腰まわりの感覚に意識を向けながら、呼吸とともにゆっくり動く練習です。
- 仰向けになり、両膝を立てます。腕は肩の高さを目安に、楽な位置へ広げます。
- 息を吐きながら、両膝をそろえたまま片側へゆっくり倒します。
- 肩や背中が無理なく床に触れる範囲で止まり、自然な呼吸を2〜3回続けます。
- 膝を中央に戻し、反対側も同じように行います。
膝を床につけることが目的ではありません。
腰や肩に痛みが出ない範囲で、呼吸を止めずに行いましょう。
短い時間でも、自分の身体に意識を向けることはできます。
動いたあとに背中や腰の感覚、呼吸のしやすさがどう変わったか、少し観察してみてください。
ヨガの「アビヤーサ」が教えてくれること
ヨガには「アビヤーサ」という考え方があります。
これは、望ましい方向へ向かって、繰り返し取り組むことを意味します。
ここでいう継続は、毎日必ず頑張ることや、一度決めた方法を何があっても守り抜くこととは少し違います。
できる日に取り組み、休む必要がある日は休み、また戻ってくる。
思うようにできない日があっても、身体との関わりを手放さずにいる。
そうした積み重ねも、継続の一つの形です。
身体は、仕事の忙しさや睡眠、季節、年齢によっても状態が変わります。
だからこそ、いつも同じ量をこなすことより、その日の自分に合った動き方を選べることが大切です。
昨日と同じように動けない日があっても、今の身体に合う方法を選び直せばいい。
その柔軟さが、長く身体づくりと付き合っていく力になります。
また身体を動かしたくなったときに
ヨガの時間は、決められた動きをこなすだけのものではありません。
呼吸や身体の感覚に意識を向け、今の自分の状態を知る時間でもあります。
YOGA AMAでも、いつも同じ調子で動くことを目指すのではなく、その日の身体と向き合いながら、自分に合ったペースで取り組むことを大切にしています。
しばらくレッスンから離れていた方も、毎週通えなかった方も、また身体を動かしたいと思ったときが再開のタイミングです。
継続とは、途切れないことだけではありません。
自分の身体との関わりを、何度でも取り戻していくこと。
頑張り続けることを目標にするのではなく、戻ってこられる場所と習慣を持つことから、身体づくりを続けていきましょう。
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