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「集中・瞑想・三昧の統合(サンヤマ)は、今の自分の段階や目的に合わせて、少しずつ育てていくもの」〜ヨーガスートラ第3章6節〜 – 名古屋市のヨガスタジオ | YOGA AMA(ヨガアマ)
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「集中・瞑想・三昧の統合(サンヤマ)は、今の自分の段階や目的に合わせて、少しずつ育てていくもの」〜ヨーガスートラ第3章6節〜


こんにちは。
地下鉄本郷駅前の少人数制ヨガスタジオ「YOGA AMA」です。

ヨガを続けていても、
「集中できない」
「心が落ち着かない」
と感じることはありませんか?
実は、それも自然なことです。
ヨーガスートラでは、集中や瞑想の力は“少しずつ育てていくもの”だと教えています。

現代社会では、
「早く上達したい」
「結果を出したい」
と思うことが多いものです。
けれど、心の成長は直線的ではありません。
むしろ、ゆっくりと時間をかけて積み上げる中にこそ、
本当の変化が生まれます。

📜 ヨーガスートラ第3章6節の教え

Tasya bhūmiṣu viniyogah
「サンヤマは、それぞれの段階に応じて適用される」

サンヤマとは、集中(ダーラナー)・瞑想(ディヤーナ)・三昧(サマーディ)が
統合された心の働きのことです。
ヨーガスートラは、「これらの練習は一度にできるものではなく、
段階的に深まっていく」と教えています。

集中・瞑想・三昧は別々の練習ではなく、
同じ一本の流れの中で育つものです。
心を一点に集める「ダーラナー」、
その集中が続いている「ディヤーナ」、
そして対象と一体になる「サマーディ」。
この3つが統合されることで、深い理解と洞察が生まれます。

しかし大切なのは、「焦らないこと」。
今日できる範囲で、呼吸に意識を向ける。
その一瞬一瞬が、サンヤマの練習になります。

レッスンでの実践

レッスンでは、呼吸と動きを合わせながら、
「今の自分」に意識を向ける練習を行います。
できる・できないよりも、「気づき続けること」が大切です。
小さな集中が積み重なることで、心の静けさが深まっていきます。

日常のヒント

1日の中で、「5分だけ集中する時間」をつくってみましょう。
呼吸を感じながら、今ここに意識を戻す。
そのシンプルな行為が、心を鍛える最良のトレーニングになります。

サンヤマは、比べるものでも、競うものでもありません。
焦らず、比べず、コツコツと。
その積み重ねが、やがて揺るぎない集中力へとつながります。

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