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瞑想は集中が続いた状態 – 名古屋市のヨガスタジオ | YOGA AMA(ヨガアマ)
ヨーガスートラ

瞑想は集中が続いた状態


こんにちは。
地下鉄本郷駅前の少人数制ヨガスタジオ「YOGA AMA」です。

「最近、なんだか心が落ち着かない」
「考え事が多くて、頭の中が静まらない」
そんなふうに感じたことはありませんか?

ヨガの哲学では、そんな“心のざわめき”を静める方法として「瞑想」が説かれています。
けれど、瞑想と聞くと
「何も考えない」
「無になる」
というイメージがあり、
難しそうに感じる方も多いかもしれません。

ヨーガスートラは、そんな誤解をやさしく解いてくれます。

止まらない思考

私たちは、日々たくさんの情報や刺激の中で生きています。
スマートフォン、ニュース、仕事、人間関係——。
頭の中は常に動き続け、心が休む暇がありません。

その結果、呼吸は浅くなり、体の緊張も抜けにくくなります。
こうした状態が続くと、集中力も低下し、心のエネルギーが枯渇してしまいます。

ヨーガスートラ第3章2節の教え

Tatra pratyaya ekatanata dhyanam
「瞑想とは、意識が一つの対象に向かい続けている状態です」

この一節は、「瞑想とは、集中が続いた状態である」という意味です。
つまり、瞑想は“特別な修行”ではなく、
日常の中でも心が一つのことに穏やかに向かっている時間のことです。

瞑想は「心を止める」ことではなく、
「気づき続ける」ことです。
思考が生まれてもそれを否定したり、追いかけたりせず、
「今、考えているな」と気づくだけ。
その気づきが続くことこそが、瞑想の本質です。

たとえば、穏やかな朝に深呼吸をしているとき。
吸う息と吐く息に意識を向けていると、
次第に心が静まり、「今この瞬間」だけに意識が集まっていきます。
その状態が、瞑想の姿です。

レッスンでは、ポーズを完璧にすることよりも
「呼吸を感じること」を大切にしています。
動きながら呼吸に集中し、その流れに身を委ねることで、
自然と心が落ち着き、体もほぐれていきます。

集中が切れても、「あ、今違うことを考えていた」と気づくこと。
そのたびに呼吸へ戻る——それが瞑想の練習になります。

日常のヒント

1分間だけ、呼吸に意識を向ける時間を作ってみましょう。
吸う息で心を満たし、吐く息で余計な力を手放す。
それだけで、心の中に静かな空間が生まれます。

瞑想とは、静けさの中に閉じこもることではありません。
動きの中でも、仕事の合間でも、“今”に戻る瞬間を大切にすることです。
短い時間でも続けることで、心は確実に育ち、
穏やかさが日常の中に広がっていきます。

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