
ヨーガスートラに学ぶ「気づきの力」〜乱れ...
こんにちは。
地下鉄本郷駅前の少人数制ヨガスタジオ「YOGA AMA」です。
「集中したいのに、気が散ってしまう…」
現代社会では多くの人が、集中力の低下に悩んでいます。
スマホの通知、仕事や家庭でのタスクの多さ、人間関係のストレス。
私たちの心は常に外側の刺激に引っ張られ、落ち着く時間を持ちにくくなっています。
けれどもヨガの経典『ヨーガスートラ』は、そんな現代人にもやさしいメッセージを伝えてくれます。
それは「心はどんな対象にも集中できる」という教えです。
今回はヨーガスートラ第1章39節をテーマに、集中の本質と、ヨガや日常生活で活かせる実践法についてご紹介します。
Yatha abhimata dhyanadva
「心はどんな対象にも集中できる」
集中とは、特別な人や修行を積んだ人だけが身につけられる力ではありません。
私たち一人ひとりが、日常の中で自然に体験しているものです。
例えば、好きな音楽を聴いているとき。
美しい夕焼けを眺めているとき。
香りに包まれて深呼吸しているとき。
私たちは努力せずとも、その対象に心を向け、深く集中しています。
ヨガの教えは「集中は選べる」という自由を示しています。
無理に難しいことに取り組むのではなく、自分が心地よいと感じる対象を見つけることが、心を整える最初の一歩です。
私たちの心は、外の出来事によって簡単に揺さぶられます。
・人の言葉に過敏に反応してしまう
・SNSを見て気分が上下する
・「やらなければ」と思うことが多すぎて落ち着けない
けれども、ヨーガスートラの視点からすると、外の出来事が問題なのではなく、「心がどこに向かっているか」が本質です。
対象を自分で選び、そこに集中することができれば、心は安定を取り戻せます。
外の世界が変わらなくても、心の在り方次第で感じ方は大きく変わるのです。
当スタジオのヨガレッスンでは、ポーズの形を完璧にすること以上に「心がどこにいるか」を大切にしています。
呼吸の流れに意識を置く人もいれば、身体の内側の感覚に集中する人もいます。
あるいは「今この時間に集中する」と決めるだけでも十分です。
大切なのは「集中の対象を選んでいい」と知ること。
そうするとヨガは難しいものではなく、もっと自由で、楽しめるものに変わります。
今日から取り入れられる簡単な実践をご紹介します。
1分間、好きな音楽や香りに意識を向けてみましょう。
「音が聞こえている」「香りを感じている」と意識するだけで、心は自然とその対象に集中します。
努力する必要はなく、楽しむことから始めるのがポイントです。
この小さな実践が、集中力を取り戻す第一歩になります。
集中は「努力」ではなく「楽しさ」から育ちます。
・趣味に没頭して時間を忘れる
・美しい風景に心を奪われる
・子どもやペットと遊んで夢中になる
その瞬間、私たちはすでに「集中」を体験しています。
ヨーガスートラの教えは、こうした自然な集中を「選び取る力」として意識するよう促しているのです。
日常生活でも「自分にとって心地よい対象は何か?」と問いかけてみましょう。
そこに意識を向けることが、ストレスフルな日々の中で心を整える方法になります。
ヨーガスートラ1章39節の教え「心はどんな対象にも集中できる」は、集中が特別な力ではなく、誰にでも備わっている可能性であることを示しています。
大切なのは、自分にとって心地よい対象を選び、そこに意識を向けること。
好きな音楽や香り、自然の風景など、日常の中にある小さな対象が集中の入り口になります。
ヨガの時間だけでなく、毎日の暮らしの中でも「選んだ集中」を育てる習慣を続けてみませんか?
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