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集中を育てる4つの階段 – 名古屋市のヨガスタジオ | YOGA AMA(ヨガアマ)
ヨーガスートラ

集中を育てる4つの階段


ヨーガスートラ1章17節
「推論(ヴィタルカ)、熟考(ヴィチャーラ)、至福(アーナンダ)、自我意識(アスミター)を伴うことで、サンプラジュニャータ(三昧の一形態)に至る。」
(vitarka-vicāra-ānanda-asmitā-rūpa-anugamāt samprajñātaḥ)

こんにちは、名東区本郷駅からすぐの少人数制ヨガスタジオ、YOGA AMAです。
「つい他のことに気を取られてしまう」「やるべきことに集中できない」…
現代人の悩みのひとつが集中の欠如です。
SNS、不安、環境音…、集中を妨げる要素は多々あります。
では、どうすれば集中力は育つのでしょうか?

ヨーガの教えでは、集中には4段階のプロセスがあり、それぞれを味わいながら進むことで心が深まるとされています。
今日は心の“集中力トレーニング”ともいえるこのプロセスを丁寧に見ていきましょう。

ヨーガスートラ1章17節
—「思考」「内観」「喜び」「自己超越」という4段階を通じて、集中は深まります。

  • Vitarka:日常の思考に気づき、今そこにある状態を観察する。
  • Vicara:思考の背景や感情を内側から静かに見つめる。
  • Ananda:その静かさが歓びとなり、心が満ち足りた状態。
  • Asmita:自我を超えた統合的な意識に到達し、深い静けさと一体感を得る。

どれから始めてもOK。
まずは「気づく」こと、その循環に身を委ねることが第一歩です。

日々への応用のヒント

  • 朝の5分間、スマホではなく呼吸に意識を向ける
  • 会議や集中したい時間には、呼吸をゆっくり数回確認する
  • 料理中や掃除中に手の感触や身体の動きに集中してみる

「集中」=「雑念の排除」ではなく、「気づいて呼吸に戻す繰り返し」が本質です。

今日できる実践方法

1分集中チャレンジ

  1. アラームなどで1分を設定
  2. 呼吸だけに意識を集中
  3. 思考や音が浮かんでもOK→戻せばOK

この小さな1分の練習が、集中を育む種になります。

おすすめポーズ—簡易チャイルドポーズ(バラーサナ)

効果
呼吸を整え、心を落ち着かせて集中を助ける
方法

  • 両膝を開いて正座し、上半身を前に倒し、額を床に着ける
  • 腕は前方に伸ばし、5~8呼吸キープ
  • 肩や背中の緊張がほどけ、内側へ意識が向かう心地よさを味わいましょう

スタジオで育む集中力

当スタジオでは、呼吸を深めるプラクティスとポーズへの丁寧なアプローチを通じて、集中力を自然と育むクラスを提供しています。

少人数で個別サポートも行っており、「ひとつの時間に集中したい」という方にもおすすめです。

集中は“特別な才能”ではなく、誰もが育てられるもの。
まずは1分の練習から始めて、小さな気づきを積み重ねていけば、やがて4つの階段を自然に歩めるようになります。

「集中」と「深まり」の実感を、このスタジオで一緒に育んでいきましょう。

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