
努力と手放しで心は静まる
毎日を慌ただしく過ごす中で、
「気づいたら浅い呼吸になっていた」
「胸がぎゅっと苦しく感じる」…
そんな瞬間はありませんか?
忙しさに追われると、私たちはつい「今ここ」の感覚から離れてしまいます。
だけど、そんなときこそ、ほんの数秒“呼吸”に意識を向けるだけで、心も身体もスッと軽くなることがあります。
今回は、ヨガ哲学の中でもとても大切な「呼吸」にまつわる教えをご紹介します。
仕事、家事、育児、人間関係…現代の暮らしはスピードが早く、目まぐるしく過ぎていきます。
気づかないうちに心と身体がバラバラに働いてしまい、「なんだか疲れやすい」「集中できない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな心身のバラつきを整えるカギとなるのが、「呼吸」なのです。
私たちは1日に2万回以上無意識に呼吸をしていますが、そこに少し意識を向けるだけで感情や思考、そして身体の状態さえも変わっていきます。
今回ご紹介するのは、ヨーガスートラ第2章49節に出てくる以下の一節です。
「Tasmin sati shvasa prashvsayor gati vicchedah pranayamah」
(タスミン・サティ・シュヴァサ・プラシュヴァヨル・ガティ・ヴィッチェーダハ・プラーナーヤーマハ)
これは、「姿勢(アーサナ)が安定したとき、吸う息と吐く息の動きを止めること、これがプラーナーヤーマ(呼吸法)である」という意味です。
ヨガでは、姿勢と呼吸と意識は三位一体とされており、「姿勢が安定すると、呼吸も穏やかになり、心も静まる」と考えられています。
呼吸のコントロールは、心の波を鎮め、生命エネルギーである「プラーナ」の流れを整えることに繋がります。
私たちのスタジオでは、ポーズを完璧に取ること以上に「呼吸を感じること」を大切にしています。
生徒さんが呼吸とつながりながら動けるよう、ゆっくりしたテンポのレッスンを心がけています。
呼吸を深めることで、
「いま自分は緊張しているな」
「ちょっと焦っていたかも」
といった気づきが生まれます。
この「気づき」が、心身のセルフケアの第一歩です。
誰でも今すぐできる簡単なプラーナーヤーマの入り口をご紹介します。
たったこれだけで、気持ちがスーッと落ち着いていくのを感じられるはずです。
慌ただしい毎日の中でも1分あれば実践できるので、朝の目覚めや夜寝る前、仕事の合間などにぜひ取り入れてみてください。
ヨガの呼吸法は、特別な時間を取らなくても、生活の中に溶け込ませることができます。
イライラしたとき、心がざわついたとき、なんだか気分が落ち込むとき。
そんなときほど、意識してゆっくりと深く呼吸してみましょう。
「今、息をしていること」に意識を向けるだけで、未来や過去に飛びがちな思考が「今ここ」に戻ってきます。
スタジオでは、ポーズと呼吸が自然に結びついていくようなレッスンを大切にしています。
少人数制の温かい雰囲気の中で、年齢や経験に関係なく、どなたでも安心してご参加いただけます。
「今の自分を感じる時間」を、一緒に育てていきましょう。
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