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ヨーガスートラに学ぶ「気づきの力」〜乱れを整える心の実践〜 – 名古屋市のヨガスタジオ | YOGA AMA(ヨガアマ)
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ヨーガスートラに学ぶ「気づきの力」〜乱れを整える心の実践〜


こんにちは。
地下鉄東山線、本郷駅前の少人数制ヨガスタジオ「YOGA AMA」です。

「心が乱れて集中できない」
「不安や焦りに振り回されてしまう」――
そんな経験は誰にでもあります。
仕事、家庭、人間関係、そして予期せぬ出来事。
心はすぐに揺さぶられ、静けさを失ってしまいます。

けれどもヨーガスートラ第4章27節は、私たちに優しい視点を示してくれます。
それは「乱れは自然なこと。大切なのは、気づいたときにそっと整えること」という智慧です。
今回は「気づきが乱れを調整する」という教えをテーマに、ヨガ哲学が日常にどう役立つのかを見ていきましょう。

ヨーガスートラ第4章27節の教え

Tasya api nirodhe sarva nirodhan nirbijah samadhih
「気づきが乱れを調整する」

ヨーガスートラ第4章は「解脱(自由)への道」を説いています。
その中で第27節は、心の乱れが生じても、それに気づくことで再び整えることができると伝えています。

心は常に動き続けています。
乱れを「なくそう」とするのではなく、気づいたら戻る。
それを繰り返すことで、やがて心は静けさを保つ力を育てていくのです。

日常と心の関係

日常生活の中で、心が乱れる瞬間は数えきれないほどあります。
・思い通りにいかない時にイライラする
・SNSを見て気持ちが落ち込む
・仕事や家事に追われて焦ってしまう

これらは自然な心の反応です。
問題は「乱れたこと」ではなく、「気づかないまま流されてしまうこと」。

ヨガの実践は「気づきの習慣」を養うものです。
ポーズの最中に呼吸が浅くなったと気づく、気持ちが焦っていることに気づく――
その瞬間に「戻る力」が育まれていきます。

今日の実践方法

1日に1回でいいので、10秒だけ自分の呼吸や感情に気づく時間をつくってみましょう。

  • 朝起きて「今の呼吸は速い?深い?」と観察する
  • 通勤中に「今、何を感じている?」と自分に問いかける
  • 夜、眠る前に「今日はどんな気分で過ごした?」と振り返る

10秒の気づきが、心の乱れを調整する第一歩となります。

日常のヒント

「乱れは悪いこと」ではありません。
むしろ、気づけた時点で大きな一歩です。

たとえば「今ちょっと焦っているな」と気づいたら、「気づけた自分を褒める」習慣を持ってみましょう。
そうすれば乱れは自己否定ではなく、自己成長のきっかけに変わります。

気づきは心のブレーキ。
乱れを止めるのではなく、優しく整えてくれる存在です。

ヨーガスートラ第4章27節の「気づきが乱れを調整する」という教えは、心が揺れるのは自然であることを認め、そのうえで「気づき」によって心を整える実践をすすめています。

乱れに気づけること自体がヨガの成果です。
焦らず、優しく、今ここに戻る。
その積み重ねが、やがて静けさと安定を生み出していきます。


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