前回は、八支則の6つ目「ダーラナ(Dharana)」について詳しく解説しました。
今回は、7つ目の「ディヤーナ(Dhyana)」についてお話しします。
「ディヤーナ」とは、瞑想のことを指し、意識を一点に集中させた状態を継続することで深い内面の静けさを得る実践法です。
「ダーラナ」が集中を生み出す訓練であるのに対し、「ディヤーナ」はその集中が持続し、意識が深い瞑想状態に入ることを意味します。
ディヤーナの実践方法
- 呼吸瞑想
深くゆっくりとした呼吸に意識を向け、呼吸のリズムに集中することで思考を静めます。
日常の例:朝起きたら5分間、目を閉じて呼吸に意識を向ける。
- マントラ瞑想
繰り返しマントラを唱えることで、心を一点に集中させ雑念を取り除きます。
日常の例:短いマントラを決め、リラックスした状態で10回唱える。
- 視覚的集中(トラタカ瞑想)
ろうそくの炎や一点を見つめることで、視覚を通じた集中を促します。
日常の例:夜、ろうそくの炎や一点をじっと見つめる時間を作る。
- 歩く瞑想(ウォーキングメディテーション)
一歩一歩の感覚に意識を向けながら歩くことで、マインドフルな状態を保ちます。
日常の例:通勤時にスマホを見ず、一歩ごとに意識を向ける。
- 音の瞑想
自然の音や特定の音に耳を澄ませることで、深いリラクゼーションを得ます。
日常の例:雨音や波の音を聴きながら、目を閉じてリラックスする。
ディヤーナを日常に取り入れるには?
- 毎日数分でも静かに座る時間を作る。
- スマホや外部の雑音を減らし、心を落ち着かせる環境を整える。
- 呼吸を意識し、リラックスできる時間を確保する。
- マインドフルな生活を心がけ、日常の動作に集中する。
名古屋市名東区の本郷駅2番出口徒歩20秒にある当スタジオでは、ディヤーナを実践できるクラスを開催しています。
瞑想を深めることで、日常のストレスを軽減し、心の平穏を手に入れることができます。
次回は、八支則の最終段階「サマーディ」について詳しく解説します。
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