
姿勢は「安定して快適」であることが大切
「どうして私だけこんな目に…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
理不尽に思える出来事、何度も繰り返すトラブル。
日々の生活の中で、避けたいのにやってくる「嫌なこと」は、心に深い疲れを残すものです。
でも、もしそれらの出来事が「魂を育てる学び」だとしたら——。
今回は、ヨガの経典『ヨーガスートラ』2章18節の教えから、人生の苦しみや出来事をどう見つめ直すか、心を自由にするヒントをお届けします。
■ ヨガ哲学が教えてくれる「世界の見方」
『ヨーガスートラ』2章18節には、こんな言葉があります。
「世界は、学びと解放のためにある」
(Prakrti purusayoh shakti bhoktṛtvam kaivalyartham)
この一節は、「この世界で起こるすべての出来事には意味がある。
それは“体験”を通して、あなたの魂が成長し、やがて解放(自由)に近づくためのもの」という教えです。
嫌なことが起きるたびに「どうして?」「なぜ自分が?」と思ってしまう私たちに、
ヨガは「そこにどんな学びがある?」と問いかけてくれます。
■ 目の前の出来事が“先生”になる
たとえば…
・他人の言葉に傷ついたとき
・予定通りにいかずイライラしたとき
・過去の後悔が頭から離れないとき
こうした心のざわつきは、魂の“伸びしろ”が刺激されているサインです。
「この出来事は、私に何を教えようとしている?」と問い直すことで、
出来事の受け止め方が変わり、心に余白が生まれてきます。
■ 心の“視点”を変える、今日からできること
◎Step1
「なぜ?」ではなく「何を学べたか?」にフォーカス
→ 被害者の視点から離れ、今の自分にできることに意識を向ける練習です。
◎Step2
「学びジャーナル」を書く
→ 嫌だった出来事やモヤモヤした瞬間を書き出し、その学びを書いてみましょう。
たとえば…
・上司にきつく言われた →「私は“伝え方”をもっと工夫できたかも」
・体調を崩した →「身体の声を無視していたかも」
文字にすることで、客観視がしやすくなり、心の整理が進みます。
■ ヨガと共に、自分のストーリーを“編みなおす”
ポーズを深めるように、心も練習で変わっていきます。
出来事に飲み込まれるのではなく、意味を見つける視点があれば、
どんな経験もあなたの味方に変わっていくはず。
この世界はあなたを困らせるためではなく、育てるためにある——
そう思えるようになったとき、あなたはすでに一歩、自由に近づいています。
すべての経験は、あなたの魂を磨くためのギフト。
ヨーガスートラ2章18節の教えは、嫌な出来事さえも「学び」として受け入れることで、
心を軽く、しなやかにしてくれます。
「どうして」ではなく、「何を学べたか?」
今日、そんな問いかけをしてみませんか?
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