代行レッスンのお知らせ
執着が心を苦しめる
ヨガでは穏やかな自分でいるために不必要な物や考え方を手放し、あるがままを受け入れ、求め過ぎることなく心軽やかな状態を目指します。
今日、話をしていたなかでそんなことを考える話題が出たので。
あの先生は自分の教えているものしかしないでと言う。
他のものをすると自分の教えている物に良くない影響が出るからだということだそうで。
それってもったいないなぁと。
自分の伝えているものだけが絶対のものではないし、他のことをすることによってその人にとっても自分にとってもより良い気づきが得られるかもしれません。
そんなチャンスをみすみす逃してしまうし、その人の選択肢も狭めてしまうから何ひとついいことがありません。
「こうであるべき」「こうであるはず」という思いに囚われた先入観は、ときに執着を招きます。人は、経験や知識とともにこだわりも増えるものですが、度が過ぎると先入観となって柔軟な考えを妨げ、対人関係にも影響を及ぼすことも。
例えば、自分のやり方にこだわり過ぎて、新しい仕事のやり方が受け入れられなかったり、他人から聞いた噂が先入観となり、人と仲良くなるチャンスを逃してしまったり。
先入観があると物事の本質が見えなくなるのです。「自分の経験や価値観への執着」を手放し、今起こっていることをシンプルに見る習慣が心を軽くしてくれます。
物質的にもメンタル面でも、何かに囚われている心の状態はつらいものです。「こうでなければ幸せじゃない」という価値観は心の自由を奪い、自分を苦しめます。
不要な物や考え方を手放し、軽やかな心を取り戻すために大切なのは、「心のクセに気づき、考え方を少し変えてみる」こと。体をケアするように、心の持ち方を少し良い方向へと導き、心軽やかに素敵な毎日を過ごしてくださいね。