
すべての出来事は「魂を育てるレッスン」ー...
前回のヨガ哲学のブログは、ヨガの八支則のひとつ「ヤマ(禁戒)」についてご紹介しました。
ヤマは“他者との関わり”において守るべき5つの倫理でしたね。
今回はその続きとして、八支則の2つ目「ニヤマ(Niyama)」をご紹介します。
ニヤマは「勧戒」と呼ばれ、自分自身と向き合うための5つの規律のことです。
簡単に言えば「こうしていくと、内側が整っていきますよ」という“個人修養”の習慣。
ヨガでは、他人との関係性を整えるだけでなく、自分自身の心や行動も見つめていくことがとても大切だとされています。
外側と内側、両方が調和することで、私たちの心と身体は本来のバランスを取り戻していきます。
1. シャウチャ(清浄)
心・体・環境を清らかに保つこと。
掃除や入浴だけでなく、ネガティブな感情を手放すことも含まれます。
「清めること」は、内面の静けさや集中力を高めてくれます。
2. サントーシャ(知足)
「今あるものに感謝し、足りていると感じる」こと。
現代は“もっと”があふれる時代ですが、すでにある豊かさに目を向けると、自然と心は安定し、落ち着きます。
3. タパス(鍛錬・自己規律)
継続的な努力や鍛錬をすること。
例えば
「1日5分のヨガを続ける」
「姿勢を意識して生活する」
といった、小さな習慣を守ることもタパスです。
自分に対する信頼感も高まります。
4. スヴァディヤーヤ(学び・自己省察)
聖典や書物を読み、自分を見つめること。
ヨガの哲学を学びながら、自分の感情や言動を客観的に観察することで、自己理解が深まります。
5. イーシュヴァラ・プラニダーナ(信仰・委ねる心)
最善を尽くした後は、結果を手放し「流れに委ねる」こと。
人生には、自分ではどうにもならないこともあります。
その“手放す姿勢”が、心の安定につながります。
ニヤマは、マットの上のヨガだけではなく、日々の暮らし全体で実践できるものばかりです。
朝の支度、掃除、感謝の気持ち、日々の気づきや反省…。
ひとつひとつは地味かもしれませんが、それらが積み重なることで、心が整い、身体が整い、人生の質そのものが変わっていくのがヨガの素晴らしさです。
どれも、今すぐできることばかり。
無理なく、自分のペースで実践してみてくださいね。
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